表情筋と声、使ってますか?3分で出来る現状チェック

以前と比べて、どのくらい言葉を声に出していますか?
コロナで在宅勤務が増えた方も、そうではない方も、今、一日にどれくらい言葉を声に出していますか?
マスクを着けていると苦しくて、無意識に話すのが億劫になってしまっている、なんて声も聞こえてきている今日この頃。
息苦しさも感じるし、あんまり近くに行くと密って思われるのも怖いし、なんて、
いろんなことを考えちゃいますよね。
この状況下で自分自身でも心配になってくるのは、
- 表情筋の衰え
- 声の衰え
です。
表情筋はイメージしやすいかもしれません。
無表情でいる時間が長いと、思いっきり笑った後に顔が痛くなったりします。
あ、筋肉使ってなかったんだな…って反省して、心のためにも楽しい時間を増やさなきゃ、と省みています。
同じように、声。筋肉と同じように、使わなければ衰えてしまいます。
かといって、たくさん声を出して叫べばいい!って問題でもないので難しいですよね。
下手すると声帯を痛めてしまうし、声がガラガラになっちゃいます。
今回は、私が普段、表情筋と声大丈夫かな、ってチェックするときのポイントを紹介します。
3分で現状チェック
- 鏡の前で笑顔!
- 笑顔のまま50音発声
- ロングトーン
このくらい声出せたら正解です!って答えはありません。
己との闘いです。笑
ただ、前の自分よりいい笑顔になって、発声が安定したら自己肯定感が上がります。笑
鏡の前で笑顔になる
まずは鏡の前に立ってみましょう。あ、座ってても全然OKです!笑
準備ができたら、鏡の前で笑ってみてください。
歯を出して!!上の歯は6本くらい見せます。
口角をあげると下の歯が良い感じに隠れてくれるので、そのまましまっておきます!!
(※あんまり見せる量が多いと愛想笑いになります)
いまいち口角があがらなければ、ほっぺの真ん中あたりに力を入れて上げてみましょう。
カメラマンさんに教わったのですが、これを意識してから笑顔が褒められるようになったので本当にお勧めです。
笑顔のまま50音発声
次にそのまま大きく口を開いて、
あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ
かきくけこ きくけこか くけこかき けこかきく こかきくけ
さしすせそ しすせそさ すせそさし…と続けていきます。
気持ち早口で滑舌良く!!
声を大きく出す必要はありません。
(呼吸量のチェックが必要なければ、無声でも大丈夫です)
一音一音口の形をチェックして、「▽」の形に近づけてみてください。
「u」音と「o」音は▽じゃない!って感じるかと思いますが、
なるべく縦長に開くことが大切です。
笑顔チェックにもなるのですが、
個人的には、息を吐ききるまで続けて、どの行まで喋れるかも確認しています。
ロングトーン
最後に、ロングトーン!
いろんな方法あるのですが、一番ハードル低いやつやりましょう。
「▽」の口で、「あ~~~~~~」って言ってみます。
普通の声の大きさで、何秒くらい続きますか??
お腹の息を吐ききるまで何秒くらいか測ってみましょう。
私初めてやった時はたぶん20秒もいかなかったんじゃないかな…。
普段あまり気をつかわないから、こうやって鏡を見ながら、「確認する」ということが大切だと思います。
普段喋ってるときは自分の顔見えないからね!!
ポイントは、息を全部吐ききることです。
意外に口の形気にするの忘れてたな、とか、思ってたより息続かなくなってたな、とか、久しぶりにやってみるとショックを受けるかもしれません。
初めてやった!って方は、これからの指標にしてみてください。普段ちょっと意識するだけで、次やるときにはもっといい笑顔になってるかも。
チェックした後に行うこと
この後、たくさん思いっきり発声練習してください!!っていうつもりはなくて。
首周りの筋肉とか、肩の筋肉が凝ってると、声がこもっちゃったりすることが多いので、最初にやったらいいなって思うのはストレッチだったりします。
これ本気。身体が凝り固まってるといい声出ません。いやでもお医者さんじゃないから、個人的にそう思ってメンテナンスしてます、しか言えないけど。
次に必要だと思ってるのが、腹式呼吸のトレーニングです。
声を褒めてもらえるのって、たぶんいろんな仕事をするときにこれを一番やったからだと思う。
どこでも怪しく見られずにできるのが深呼吸のトレーニングで、
- ゆっくり4秒、鼻からお腹に息を吸う
- ゆっくり8秒かけて息を吐ききる
これをこまめに行うだけで、基礎力は向上すると思っています。
腹式呼吸がイメージできない方は、横に寝て思いきり息を吸ったときお腹が膨らんだところ触って覚えるのがおすすめです。
結びに
ここで書いたことって、演者、アナウンサー、パーソナリティ、ナレーション、声優、司会ってどの仕事の勉強の時にも共通してやったこと。
「笑声」を出すためのトレーニングでもあります。(悲しい場所には向かないので注意)
人と関わるとき、明るい印象を与えたい・楽しいコミュニケーションをしたい。
そういう方にお仕事関係なく役立つと思っています。
前の章でも書きましたが、自分が話している時の表情って、相手にしか見えません。
声だって、自分が聞こえている声と、相手が聞いている声が違います。
みんな知ってることだけど、それを実感できたら、人と関わるときに、ちょっとだけ、意識が変わる。
とっても簡単に試していただけると思うので、ぜひ確認してみてください。
楽しいコミュニケーションができますように!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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